根管治療


歯の破折について

歯は日常生活において、食いしばり、歯ぎしりなど様々な力を受けています。そうした力で突然歯が「パチッ」と割れてしまうことがあります。 また、無症状のうちに虫歯が進行し、突然割れることで歯が大きく欠けてしまう場合もあります。

表面のエナメル質と言われる部分にとどまる程度であればそれほど大きな問題にはなりません。しかしさらに歯の内部の方まで達すると、咬んだ時に瞬間的な痛みを感じたり、冷たいものや温かいもの、甘いものなどでしみたりするようになっていきます。 そのまま放っておくと何もしなくても「ズキズキ」と痛くなってしまったり、歯の神経が死んでしまうこともあります。残念ながら、歯が割れていることを患者さん自身で気が付くことはほとんどありません。診査の結果においては、歯の神経を取る必要がある場合もあります。

歯の割れた範囲や場所、程度によって治療方針が変わっていきます。

1. 歯肉との境目よりも上にある場合や歯冠部の一部が欠けた場合
→ 多くの場合、歯を残すことができます。
歯の破折01 歯の破折02

2. 歯肉の少し下まで及ぶ場合
→ 矯正的に引っ張りあげたり、外科的な方法によりひびの部分を歯茎の上に出すことができれば、残すことができると思います。
歯の破折03 歯の破折04 歯の破折05

3. 歯肉の深い所まで及ぶ場合
→ 残念ながら、抜歯しなければならない可能性が高いです。
歯の破折06 歯の破折07

4. 根の先だけにひびが入った場合
→ 外科的な対応になりますが、根の先の割れた部分だけを取り除いて残せる可能性があります。
歯の破折08

5. 歯根が完全に縦に割れている場合
→ 申し訳ありませんが、抜歯することをお勧めします。
歯の破折09

歯が割れているかどうかは、レントゲン写真やCTの画像だけで診断できることは稀で、最終的な診断は直接割れている部分をマイクロスコープ等を使用て拡大し、目で確認するしかありません。また、割れている部分を除去し歯を残せたとしても、歯が非常に薄くなったり、根が短くなったりして歯の寿命は短くなることも考えられます。

このように診断が難しく治療法も限られるので、きちんとした診査と診断がご希望でしたら歯内療法専門医、またはそれに準ずる歯科医師にきちんとした診断を受け最善の治療法を選択することをお勧めします。



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